=キング of ビースト= 2
慌てて璃玖さんのところに行こうとする那龍の下っ端達を手で制す。
「止めれ。今お前らが行っても状況は変わらん。」
するとすぐに身を引く那龍の下っ端は流石だと思う。
まだ何か言い合っていたがしばらくすると璃玖さんは
「じゃあ、那龍と狼羽は庭の片付け、ケガした奴は手当てをして。」
と言って俺のところにきた。
「今日はわざわざありがと。挨拶する暇もなく乱闘始めちゃってごめんね。」
「璃玖さん堅苦しいわぁー‥。」
「そうだね。南月には悪いけどちょっと2階上がって行ってもらえないかな?」
「はいよー。」
俺は狼羽をここで解散させた後璃玖さんと2階に上がった。