秘密
私と、龍は部屋に入った。

「俺、茅奈と別れたから」

「なんで」

「もう、好きでもない女と付き合うんだよ」

「そうだね」

「結衣、ギュってさせて」

「うん」

「もう、絶対はなさねぇからな」

「うん」

そして、私たちは眠りについた。
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