秘密
俺は携帯をポケットに突っ込んで

結衣を探した・・・

「ゆーいー」

「龍・・・」

「何やってんだよ!」

「・・・」

「今冬だぞ!お前病み上がりだろーが!しかも何も羽織らないでパジャマだけってなぁ・・・」

「・・・」

「はぁ・・・これ羽織れ」

バサッ

俺は自分のダウンを結衣にかぶせた・・・

ピピピピ
プルルルルルルルル
ガチャ
「母さん」

「龍見つかった?」

「あぁ」

「今何処?」

「公園すぐ連れて帰る」

ブチッ

結衣を見ると結衣は泣いていた・・・

言い過ぎた・・・

「ぅぅぅ・・・」

ヤバッ・・・

「帰るぞ・・・」

俺はパニックててそれしか言えず

帰り道は2人とも黙って歩いた・・・
< 44 / 131 >

この作品をシェア

pagetop