秘密
「おかえり」

「ただいま…」

「なんで今日早めに家でたんだよ」

「それは…」

「俺がキスしたからか」

「シー…お母さん達に聞こえるよ?」

「母さんは今家にいねーよ」

「そう…」

「っで…そうなのか?」

「う…ん」

「それは、悪かった。勝手にキスしたりして」

「違う…嬉しかったよ?」

「…」

「でも、なんかどうすればいいか、わかんなくて…ごめんね」

ギュっ

!!!!

「俺…結衣がスッゲー好きだから、だからもっと…」

「私も龍が好き!」

「なぁ…じゃぁ、母さん達に言おう・・・」

「なにを?」

「俺たちは好き同士だって」

「でも…」

「大丈夫、俺達血のつながりがないんだし」

「そうだけど・・・」

「な?」

「うん…分かった」

こうして、私たちは決意したんだ。

二人ともどんなことがあっても、乗り越えて見せると…
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