秘密
そんな事を、思いつつ

校門のおくに、目をやると…

そこには、龍がこっちを見て立っていた。

龍は、ゆっくりと私達のいる方に歩いてきた

そして、私の前で止まった…

「結衣昨日帰ってこないから、心配した」

「…」

「ごめんな?守ってやれなくて…。でも、よかったな彼氏できて…好きだったよ結衣…」

そう、龍は耳元で言った

そして、龍は学校のおくへと入っていった…。

龍…『好きだったよ』って…もう、好きじゃないってことなの…

私は、まだ…龍のこと…


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