メイドとご主人様の恋
と言うわけだ。
唯に殴られたところは、軽く痣になった。
それが、不機嫌になった理由だ。
女に殴られて、痣になるなんて情けねぇー。
それだけじゃねーけど。
唯は、「ゴメン!!! お詫びにご飯作ってくるね!!」
と、言ってキッチンに向かって行った。
買い出しなど行ってないから、あったもので作ると言ってた。
料理が作り終わるまで、雑誌でも読んでよう。
唯の「キャー」と言う声が聞こえた。
な、なんだ??
でも、すぐにきえた…。
まぁ、どーせ、なんか失敗でもしたのだろう。
期待はしないでおこう。
期待したら、すげぇーまずそうなのが、でてきそうな気がする。
オレん家には、キッチンが何個もある。
まぁ、オレのエリアには、一つしかないけどな。
オレはそんなに、料理を作らないから、小さめのキッチンだ。
母さんのキッチンと比べものにならない。
まぁ、一番広いのは、コックなどが使うキッチンなんだけどな!(笑
そう思っていると、唯が部屋に来た。
「料理作り終わったけど、どこで食べるの?」
忘れてた。。。 どこで食べよう。
大広間じゃ、大きすぎだし、いつもご飯を食べてるところじゃ、唯とすごく離れるし。。。(テーブルの端と端に座んなきゃだしな。)
うーん。。。 どうしよう。
今思えば、オレが部屋から出るのってあんまりねぇーな。
オレは普段、家に帰ってきたら、部屋からはっきり言っていい程、出ないから、部屋から出るのは、久しぶりだ。
まぁ、いいや。
………あ、あそこならいいかも。
『唯、料理を持って、ついて来い。』
「ふぇ!?? ちょっと待ってて!!!!」
唯は、部屋からでていった。
「おまたせ。」と言いながら、ドアを開けた。
『ついてこいよ。』
「あ、あのぉ〜…惟。」
『何だよ。』
唯が指さしているさきには、
メイドがたくさんいた。