メイドとご主人様の恋
「まぁ、唯が惟のなんだっていいよ。」
え??
「家に招かれているということは、相当、気に入られたみたいだね。」
『こっちは、気に入られたくなかった。』
王子は、もう一度、私の手をとり、甲にKissして
「僕は絶対、唯を奪いにいくから。」
バタン
王子が出て行った。
一瞬のことだった。本当に一瞬だった。
なのに、私にはスローのように感じた。
は!!!忘れてた!!!!
そういえば、ここはどこだろ??
コンロに大型冷蔵庫に……………もしかして、ここはキッチン??
いや、厨房の方があってるな…。
まぁ、冷蔵庫を開けてみると、材料もあるし、なんとかなるか。
……勝手に使ってもオッケーだよね??
でも、でも、でも、………もういい!料理作っちゃおう!!!!
包丁どこかな??
広すぎて、よくわかんないよぉ〜(泣。
……………。
ふぅー。なんとか完成した。
すべてがすべて高そうで、しかもムダに広いから、余計、気を使ってしまった。
さーってと、この後、どうしようっかな。
とりあえず、部屋に戻ろう。