メイドとご主人様の恋
ホントにヤバいよぉ。


髪がグチャグチャになっちゃうけど、今回は自転車でとばしていこう!!


――――…。

立派な佇まいの学校に来た。
【聖華学園】とかいてある。


私はここで3年間、過ごすのだ。

「よろしくお願いします。」の意味を込めて、一礼してから入った。


意外にこの学校、凄い…。

って感心してる場合じゃないよ!! 体育館にいかなきゃ!!


ケータイを見ると、9時42分!!!

もう、終わっちゃうよ。


まず、クラス見よう!!


え〜っと、山田 唯、山田 唯……あっ、あった!!


C組だ!! 親友の智美も同じクラスだ。


楽しみだな♪ って、忘れてた、入学式だよ!!


人だ!! 体育館の場所、聞こう。


『あのぉ〜、体育館の場所って知ってますか?』
「青いリボン……一年生!!?」
『はい。 すごく遅刻してるんです。』
「もしかして、寝坊!?」
『……はぃ。』
「図星か!!(笑 体育館は、学校入って、2階の廊下の突き当たりの場所にある階段を、降りるとあるよ。」

分かったかな?と笑う男の人は、とても魅力的だった。


『ありがとうございました!!』

早く行こうとしたら、男の人に止められた。

「君、名前なんて言うの?」
『山田 唯です。 あなたは?』
「オレは、3年の清水 星斗。 よろしくな、唯。」

いきなり呼び捨てをされて、びっくりしていたら
「嫌だった?」と聞かれて、
『そんな事、ありません!!! ただ、いきなりでびっくりしちゃって。』
「唯、可愛い これ。」


星斗さんから、白い紙をもらった。

「それ、オレのアドとケーバン。 あと、星斗って呼んで!!タメでいいよ♪ 忘れてたけど、早く体育館行かなくていいのか?」


あっ、忘れてた。


『ありがとう、星斗!! バイバイ。』
「おう。」


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