メイドとご主人様の恋

メイド!!?



惟の方を見ると、少し具合が悪いみたいだった。

『惟、どうしたの? 惟?』
「……あ、なんだ? 悪い。」

やっぱり、なにか、おかしい。。。


「なに、突っ立てんだ。 早くついて来い。」
『は、はい!!!』


いきなり、調子が戻ったから、少しびっくりした。
それに、なぜ、惟に敬語使っちゃうんだろ……。

怖いからかなぁ〜〜。。。



豪邸にはいると…

「お帰りなさいませ。惟様。」

何十人もの執事&メイドが、私達を迎えた。

惟はそれを軽く手を挙げて、先に歩いてく。



って、おかしいだろ!!!


『ここって惟の家?』
「それ以外になにがある。」
『そ、そうですね。。。』



あるドアの前で、急に惟が止まった。

そのはずみで、惟を押し倒してしまった。


………や、おかしすぎでしょ!!!

なんで、私が押し倒しているの!!!



グイッ

惟に腕を引っ張られ、黒と白を基調とした、簡素な部屋に連れ込まれた。


目の前には、惟の顔。

背中には、壁。

顔の横には、惟の手。



『もう、何なの!!?』

上にいる惟を睨んだ。

私、チビだから。。。 どうせ、145㌢ですょ…(泣
(自分で言って虚しくなってきた。。。)


「決めた、お前を俺の専属のメイドにする。」


「んま、最初から、決めてたんだけどな」と惟が笑った。

俺の専属のメイド…専属のメイド………メイド!!


『イヤ!! メイドいっぱいいたじゃん!!』


「体で払ってもらうって、言ったよな?」
『体で払うって言ったら、違うことじゃなかったの!??』
「違うことって?」
『そ、それは………。』
「意外にエロいんだな。」
『エロくない!!!』

「それより、俺の専属のメイドになってくれるの? ならないの?」



惟は、ニヤッと笑ってる。
一瞬、鳥肌が立った。


YESしか聞かないような、オーラが出てる。


ここでNOと言えば、大変なことに………。



よし。



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