キミの隣へ




――――――――


「お姉ちゃんおはよぉ~」



「あ、おはよー。…優歌さ、結論出た?」


まだ寝ていた脳を朝から一気にフル回転させるような言葉。


あたしは残っている牛乳を飲み干し、マグカップを乱暴に机の上へ叩きつけた。


「龍哉先輩と付き合うことにした……」


「あ、そ…まぁ、お幸せに」


お姉ちゃんはそっけない態度でバイトに行ってしまった。


「いってきまぁす」


朝から気分悪いな~。



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