キミの隣へ




「俺が好きなのは田瀬じゃなくて宮石だよ?…この前宮石が早退したときに田瀬とは別れた。わかってたっぽい。…今、もしまだ俺のこと好きだったら今度は傷つけたりなんかしないから俺と付き合って?」




待ってた、キミのその言葉を。




望みだと思ってたけど叶ってよかった。



キミと結ばれるってあたしにとって今日1日は最高の1日になったよ。




「…ありがとう、まだ雄輔のこと大好きだよ…」



止まった時間がまた1分1秒を刻み出す。




ベランダには太陽に向かって咲く向日葵があたしたちを見ていた。




――――咲けたよ。



きれいに大きく。







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