キミの隣へ




「でも俺らしくねぇからやめた!優歌、何か食べ物食おっ」




走りながら言うからとっとこ進む雄輔にどんどんおいていかれる。



あたしは諦めて雄輔の後ろを歩くことにした。




「優歌、お前俺の後ろじゃない」





「へ?」




「優歌は俺の隣…」




スピードをあたしに合わせてゆっくりと隣に並んでくれた。




やっぱり1番居心地いいのはキミの隣だね。




これからもずーっとあたしはキミの隣だから―――。










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