レイコーン
「ミャ~」
「ミャー」
どこからだろう?遠くの方から猫が鳴き声が聞こえる。
マールは猫の鳴き声の方向に足を進めるとそこには
一匹の小さな黒猫の姿が。
マールが寄っても逃げるそぶりも見せず
行儀よく、じっとマールを見つめていた。
そんな姿にマールは一瞬ひるんだ。
多分オスだろう。
凛とした姿でどこか自身ありげ。
気を取り直し、
しゃがみこみ、なるべく猫の目線に近づけるようにして、
このクロネコに語りかける。
「キミはどこから入ってきたの?さっきはいなかったよね?」
ここはレンガの建物に覆われた一本道の細道。
街頭や看板はあるものの他に入ってくるような通路はない。
「みゃ~?」
マールの質問の意味がわかっているのだろうか。
猫は愛想良く答えた。
そしてマールに
ついて来いと言わんばかりに奥のほうへ進んで行く。
「ついて来いってことかな?」
黒猫の進む先はマールが通ってきた道。
「え?」
マールが戸惑うのも当然だ。
もうずいぶん時間がたってしまったようだった。
「ミャー」
どこからだろう?遠くの方から猫が鳴き声が聞こえる。
マールは猫の鳴き声の方向に足を進めるとそこには
一匹の小さな黒猫の姿が。
マールが寄っても逃げるそぶりも見せず
行儀よく、じっとマールを見つめていた。
そんな姿にマールは一瞬ひるんだ。
多分オスだろう。
凛とした姿でどこか自身ありげ。
気を取り直し、
しゃがみこみ、なるべく猫の目線に近づけるようにして、
このクロネコに語りかける。
「キミはどこから入ってきたの?さっきはいなかったよね?」
ここはレンガの建物に覆われた一本道の細道。
街頭や看板はあるものの他に入ってくるような通路はない。
「みゃ~?」
マールの質問の意味がわかっているのだろうか。
猫は愛想良く答えた。
そしてマールに
ついて来いと言わんばかりに奥のほうへ進んで行く。
「ついて来いってことかな?」
黒猫の進む先はマールが通ってきた道。
「え?」
マールが戸惑うのも当然だ。
もうずいぶん時間がたってしまったようだった。