きっと世界は君のもの
*THE FIRST
「儚さま、起きて下さい」
『言われなくても、もう起きてるわよ』
「それはすみませんでした」
にこりとするその笑顔は 100%女の子の心を貫くもの。
もちろん、あたしの心なんて すでに貫かれてる。
「儚さま、今日は休日ですし どこかにお出掛けされますか?」
『ううん。 庭でお茶する』
だって出掛けたら、みんなあなたを好きになるもの。
あなたが傍にいて 楽しくお茶をするのが、あたしの幸せ。