呪いのテディベア Ⅱ

震える手が自分の意思に反して動いた。

そして、その手でマウスを握り、

【発注する】

を、カチッと、押した。

否、押してしまった。

「押しちゃった。押しちゃったよぅ。
どうしようぉ・・・。」

押しては、いけなかった。
という後悔に襲われる。

でも、もう遅い。
遅すぎた。


あたしは、
押してしまったのだ。

狂喜への入り口へのスイッチを。





もう、戻る事は、出来ない。















< 10 / 60 >

この作品をシェア

pagetop