呪いのテディベア Ⅱ
「栞ーー!ご飯!」
1階のリビングから自分を呼ぶ、
母の声が聞こえた。
「あ、はぁい!」
母を心配させないように、
いつもの調子でそういった。
声がとてつもなく震えていたが、
バレなかったようだ。
「はぁ・・・・・っ。」
あたしははそう小さく
肺に溜まっていた息を吐き出すと
パソコンの画面を、
もう一回見た。
パソコンの画面には、
【発注されました】
の7文字が不気味に映し出されていた。