恋雫の華
――愛って何だろう。






  たぶん誰に聞いても、これが正解っていうのもないし愛なんて人それぞれ異なるし、 考えても答えなんてないんだろう。

お金さえあれば 愛 だって買える時代--


何かほしいものがあったらコンビニで何でもそろう飽食の時代。



テレビの向こうでは、テロだの 殺人だの 自殺だの世の中は混沌としている。
 親が子を子が親を平気で殺してしまうし  友達だって気に入らないってだけで敵になる

 連日、悲惨なニュースを耳にする。

可哀想と思ったってほんの一瞬、 すぐに忘れてしまう。 誰もが結局は他人事と思っている。



帰る家がある― 毎日通える学校― 友達― 部活― ・・・・どれもが当たり前なほどに日常にあり 当たり前に日常を過ごしている。  



  失わないことには、その当たり前の生活がいかに幸福で平和な毎日を過ごしていたか分からない。

自分が実際経験しないと分からないものだ。 彼女だけでなく誰もがそうだと思う。


 他人事に首を突っ込んで、痛い目をみるだけで 自ら危険を犯してまで行動をするような人はなかなかいない・・・


彼らに出会うまでは・・・・・―――
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