恋雫の華
桜が咲き乱れる4月の季節。春風に舞う桜がとても綺麗だ。
 こういう中の授業は、眠気が誘うものだ。


  「と・・透・・・」

 耳元に親友の麗菜の声が耳に入る。

「透!!起きなって ~やばいよ」  



「あっ!!」


スパーン!!

鈍い音が、教室に響きわたると同時に、頭に激痛がはしり目が覚めた。

 『いたっ?!』 

 頭を押さえ、  おもむろに顔を上げると、担任の米田が
顔を真っ赤にして 仁王立ちをしていた。

手には、分厚い教科書が握られていた。


「お前新学期そうそうの授業で寝るとはいい度胸しとるな」 

 鼻息混じりにどやされる。

 


 『すいません・・・』
ペコペコ頭を下げて謝った。

「次はないからな!!」
米田は透をぎろっと睨み目を光らせながら、言った。

みんなの注目のまと。

「クスクス・・・」 
クラスのみんなが透を笑った。

『最悪や・・・・』
頬を、真っ赤に染めた。



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