恋雫の華
 山岸 透  (やまぎし とおる)


 特に可愛いわけでもないし、
勉強では、飛び抜けて何かが出来るわけでもない。

小さい頃から、父の剣道道場で剣道を学んでいた。 男勝りで、明るく元気いっぱいの女の子だった。

高校生になり、身なりがゴロッと変わった―――

あどけない顔に化粧をし、髪を茶髪に染めた。
俗に言う高校デビュー?!

彼氏も少ないか、多いのか今までに3人いて、 現在進行形で付き合ってる人もいる。

まぁ・・・いわいるどこにでもいるような高校生だ。


静かに席に着くと、後ろから意地悪そうな声が聞こえてきた。
 「アホやなお前(笑)  新学期そうそう怒られとる」

にやにやと笑いかけてくる。

  


   牧原 遼   (まきはら りょう)


小さい頃から隣に住んでる、
 まぁーいわゆる幼なじみの腐れ縁って奴だ。

仲がよくて、男、女関係なく対等につき合える仲だ。

遼は透の父がしいている 剣道道場に通っている。
 部活も同じ部に所属していて、遼が部長 私が副部長をしている。



「アホっぽい顔してなにしてんねん?!(笑) 」

「 あっ!!ごめん、ごめん アホっぽいちゃうか?!  アホやねんな」

『アホちゃうし!!遼はうるさいねん』

意地悪そうにケラケラと笑われた。

「クスクス・・」

笑い声を、必死に押さえながら
麗菜がすかさずからかい始めた。

「仲がいいほど喧嘩するってやつか 仲ええな~」 


2人はすかさず答えた。

 『「ちゃう!!」』




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