月と太陽の事件簿12/新幹線殺人事件 静岡‐掛川間49・1キロの謎
その瞳に、憂い以外の何かが浮かんでいた。
「達郎?」
「問題は、どちらが仕掛けたかだ…」
達郎はつぶやいた。
そして次の瞬間、体を反転させると、あたしを置いたまま歩き出した。
「ちょっと達郎!」
あたしはあわてて達郎の後を追う。
背後から、職員の弾んだ声が聞こえた。
「またのお越しを!」
二度と来るかッ!!
「達郎?」
「問題は、どちらが仕掛けたかだ…」
達郎はつぶやいた。
そして次の瞬間、体を反転させると、あたしを置いたまま歩き出した。
「ちょっと達郎!」
あたしはあわてて達郎の後を追う。
背後から、職員の弾んだ声が聞こえた。
「またのお越しを!」
二度と来るかッ!!