月と太陽の事件簿12/新幹線殺人事件 静岡‐掛川間49・1キロの謎
各駅停車のこだまとは違い、東京を出た後、静岡・浜松・名古屋と停車することになっていた。
そのひかり78号で別の人間が死んでいた。
「被害者の名は小林誠。年齢は19歳。田村と同じN大の学生だ」
「え、田村と同じN大生なんですか」
「ああ」
事件が発覚したのはひかり78号が静岡を出た後。
3両目のデッキでうずくまっていた小林を、その場を通りがかった乗客が発見。
声を掛けたところ、返事がないので、体をゆすったら、小林はそのまま前のめりに倒れた。
その背中に血痕をみとめたその乗客は、車掌を呼び出し、そのまま警察に通報。
ひかり78号は掛川に緊急停車した。
「救急隊員が駆け付けたが、小林はすでに事切れていた。死因は田村と同じ出血多量」
「背中に血痕があったんですよね」
「調べたところ、刃物のようなもので刺された傷が見つかった」
田村は腹で、小林は背中か。
そのひかり78号で別の人間が死んでいた。
「被害者の名は小林誠。年齢は19歳。田村と同じN大の学生だ」
「え、田村と同じN大生なんですか」
「ああ」
事件が発覚したのはひかり78号が静岡を出た後。
3両目のデッキでうずくまっていた小林を、その場を通りがかった乗客が発見。
声を掛けたところ、返事がないので、体をゆすったら、小林はそのまま前のめりに倒れた。
その背中に血痕をみとめたその乗客は、車掌を呼び出し、そのまま警察に通報。
ひかり78号は掛川に緊急停車した。
「救急隊員が駆け付けたが、小林はすでに事切れていた。死因は田村と同じ出血多量」
「背中に血痕があったんですよね」
「調べたところ、刃物のようなもので刺された傷が見つかった」
田村は腹で、小林は背中か。