絶対純愛主義
☆絶対純愛主義
・いつもの光景
「行ってきまーす」
いつもの時間にいつもの挨拶。
何の変哲もない朝。
欠伸を噛み殺して歩いていると後ろから急に肩を抱かれた。
「おーっす」
行動も軽薄なら声音まで軽薄!
「あんたねぇ…。朝からこんな事すんの止めてくれる?」
肩にかかった腕を乱暴に払う。
「ホンット堅いのな」
「あんたが軽過ぎるんでしょ?」
ジロッっと横目で睨むとフイッと視線を逸らした。
こいつは藤原貴斗(ふじわら たかと)。
今年同じ高校に入学した一才下の隣家の幼なじみ。
中学後半から軽くなり始めてからはチャラ男道一直線。
今では髪の色は薄茶だわ、ピアスはしてるわで昔の面影はない。
見かけだけならまだしも恋愛面もなかなかお盛んなようで連れてる女子はしょっちゅう別人。
今ではチャラけたイケメンに変身してしまったってワケ。
いつもの時間にいつもの挨拶。
何の変哲もない朝。
欠伸を噛み殺して歩いていると後ろから急に肩を抱かれた。
「おーっす」
行動も軽薄なら声音まで軽薄!
「あんたねぇ…。朝からこんな事すんの止めてくれる?」
肩にかかった腕を乱暴に払う。
「ホンット堅いのな」
「あんたが軽過ぎるんでしょ?」
ジロッっと横目で睨むとフイッと視線を逸らした。
こいつは藤原貴斗(ふじわら たかと)。
今年同じ高校に入学した一才下の隣家の幼なじみ。
中学後半から軽くなり始めてからはチャラ男道一直線。
今では髪の色は薄茶だわ、ピアスはしてるわで昔の面影はない。
見かけだけならまだしも恋愛面もなかなかお盛んなようで連れてる女子はしょっちゅう別人。
今ではチャラけたイケメンに変身してしまったってワケ。
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