永愛
なにも喋らない夜美君…
 
 
『夜美君帰ろう??』
 
 

『は??』


夜美君機嫌悪いな…


『帰ろ??』


また聞いてみる。



『一人で帰るんだろ??』


だからさっき
"ふーん"って言ったんだ



『わかったよ』


うちがそう言うと
なにか勘違いを
したのか夜美君は
満足げな顔をしていた。



『なにがわかったの??』


夜美君が聞いてきた。



『うち帰るわ、
じゃあねばいばい』


私がそういって
夜美君の前を通り
過ぎようとした時!!



『ちょっ!!待てよ』



私は夜美君に
手を捕まれた。



『どうしたの??』


私が聞くと



『その……
危ないから送る』



夜美君が言った。



『本当に??ありがとう』


『行くぞ……』



そういって私達は
学校を後に自分達の
家に向いて歩いた。
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