永愛
キーンコーンカーンコーン
 キーンコーンカーンコーン


『SHR終わり』


『起立、礼、』


そのとたん
夜美君が私の方を
向いて座った……



『なーサボろ??』


『なんで??』


『なんでって…
授業めんどーじゃん』



『嫌』



『えーなんで??』



『うちさっきぎりぎりで学校来たのにサボるとか完璧ばかじゃんか』



『夜空馬鹿じゃん』



『夜美君に
言われたくないし』



『夜空さん??』


え??なんで夜美君が
私の事を夜空さんって??



『なんで??』



『夜空さんなにが??』



『なまえ…』



『じゃあ
桃李って呼んでみ??』



『むり…』



『じゃーね夜空さん』



そう言って前を向こうとした夜美君に私は…


『夜美!!』



夜美君は
びっくりしていた。


すぐに私の方を
向き微笑んだ。


『今日は
それで許してやるよ』



『馬鹿夜美』



『馬鹿夜空』



お互いに馬鹿馬鹿
言い合っていた。
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