永愛
はぁー
どうなるかと思ったよ。
 
とぼとぼ自分の
指定位置にきた私。

 

『おい!!夜空!!
お前もっと早く並べよ』

 
何こいつ偉そうに。
 
初対面だって言うのに。
 
私の前の席の
男の子だった…
 
『どうも
すみませんでした。』
 
 
まぁ一応
素直に答えた私。
 
 
『まぁ俺には関係
ねーしどうでもいい』
 

はぁ??
 
 
この子はさっきの子と
真逆な子だ…
もぉー無性にムカツク。
 

『関係ないなら
いちいち人の事言うな』 
 
あっ言っちゃった…
つい癖で…やばいなぁ…
 
『あー夜空!!
人がいいと思って
言ってやってんのに
気づいてねーの??』
 
 
『でもお前さっき
関係ねーって……
つか呼びすてに
しないでよ……』
 
 
『お前じゃない
俺は夜美桃李だ。
まぁ夜美でも桃李でも
どっちでもいいけどさ』
 
『夜美君か…よろしく』

 
ボソボソと
言った言葉が
聞こえてたかどうかは
わからないけど
夜美と言う男の子は
 
『え…??』
 
と言うと
担任が………
 
『それでは入場です。』
 
私達は体育館に
足を踏み入れた。
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