永愛
『寒いからこれあげる』


そう言ってくれたもの…


『肉まんだ』



『食べれる??
ピザまんもあるけど』



『肉まん好き!!
健ありがとうね』



『全然いいよ』



『美味しい』



うちが食べてると健がジッとうちを見てくる。



『どうしたの??』



『うまそうだな
って思って………』



肉まん食べたいんだ!!



『はい。半分個』



半分健にあげた



『ありがとう。じゃあこれも半分個な』



そう言って
ピザまんをくれた。


『両方美味しいね』



『うまい』


そうしてるうちに
うちらは食べ終わった。



前から人影が……



『夜美君…??』


それ以外なにも
言えなかった。



『よ!!』



夜美君は
普通に話しかけてきた。


『俺今帰りだから
こいつ送るよ……??』



夜美君がそう言った。



『俺が送るからいい』



健が言った。



『そっか。じゃあな』



そう言って夜美君は私達の横を通りすぎていった。



『帰ろう??』


健が言った。


『うん』



これでいいんだ。



これで…



いいんだよね……??



夜美君…
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