永愛
それから私達は
みっちり1時間叱られた
 
 
『君たちはもう……
………………………
…………わかったか??』
 
まだ話は続く


わかってるって…。
早く帰りたいよ……
 

 
『わかりました』
 

 

私がそういうと
担任は満足気に
 
『帰ってよし…』
 
と言ってきた。
 
 
『じゃあ失礼します』
 
 
と言ったものの
 
 
隣にいる
夜美君が動かない。

 
 
『どうしたの……??』
 
 
返事はない。


そう言えば
ずっとずーと
下を向いてる夜美君


 
 
『夜美君…』

 
コソコソと言うと
 
 

担任が

『まだ何かあるのか??
帰ってもいいぞ??』
 

 
『わかりました。』



私は夜美君が
寝てることに気づいた。


そのまま
夜美君の背中を押して
職員室を後にした…。
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