~ 桜 星 ~

少しばかりの睡眠をとってから
いつもの朝を向かえ
決めていた服に着替えては
顔や歯を磨き
目元に出来た隈を隠すように
化粧をし
髪も結んでから
朝食をして
カバンを持って
いつも通り通勤をした。

心は複雑な気持ちだった。

夢で
はっきり覚えていると言う事は
何かを伝えるために
出て来たのだと私は思っているから・・・。

ただ
それは何なのか
何を意味するのか
私にはわからなかった・・・。

いつも通りの時間に会社に着き
タイムカードを押してから
自分の部署のフロアに向い
そこで同じ部署の人たちに挨拶をしながら
荷物を置いて
荷物の整理をしていた時に
先生似の上司が営業部から出て来た。

私と一瞬
目が合ったが
すぐに何かを忘れていたように
営業部に戻った。





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