俺様なヤンキー少女が超お嬢様学校に入っちゃうはなし





「ごきげんよう」


不意に後ろから声をかけられ、華夜は振り向いた。


一人の女の子がニコニコと笑いかけていた。


「お、おう」


多少パニックになりながら言うと女の子は少し首をかしげ、不思議そうな目で華夜を見つめると




「四々森珊(シシモリサン)ですわっ」




と言った。




そしてそのまま―――――…


バフッ


「うおっ」


華夜に抱きついてきた。


「テメッ、いきなり何しやがんだ!!」



「珊の運命の人ですわーーー!!」


グリグリと頭を華夜に押し付ける。




< 20 / 26 >

この作品をシェア

pagetop