冷たい夜は桜の色

顔を真っ赤にしていう美加でも目線を私から外すことはなくそれが美加の本当の答えであることを告げている

《そうか、なら話は簡単だ。美加が思うしたいことをすればいい、そして隆のしてほしいと思っていることを精一杯してやれ、》

『私がしたいこと、隆のしてほしいことか・・・、』

《そう、恥ずかしからずに気持ちを伝えるんだぞ。いいか?ちゃんと自分の気持ちを素直な言葉で伝えるんだ。自分の中に気持ちを残すなよ。すべて隆にぶつけてやるんだ。》

美加は真剣な顔をして聞いてくれた。

だから私も真剣に美加に言葉を伝えた。昔の自分に言うように

《隆の気持ちをいっぱい受け止めるんだ、そして隆の事を大切にしてやれ。一緒に入れる時間を大切にするんだ。っ頼むから・・いっぱい・・・いっぱい・・やさし・・くしてやってくれ。いいな》

私はそういうと美加の部屋を後にした。

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