冷たい夜は桜の色

私はさっき買ってもらったイチゴストロベリークレープにかぶりついた。

味はそのまんまイチゴだ。

「おいしー?クレープ?」

そう私の顔を覗き込んで耕太が聞いてくる。

『おいしいよ。』

そういうと耕太はすごい嬉しそうな顔をして自分のクレープにかぶりついた。

しばらくもぐもぐとそれを味わったあと

「うん!うまい」

そういって嬉しそうに食べ始めた。

それを見た私も嬉しくなった。

耕太は子供っぽい。

それはたまにはいやな時もあるけど私は耕太のそんな所は嫌いじゃない。

そんな感じで私たちは付き合っていた。
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