冷たい夜は桜の色

多くの時間が流れていき、ついに季節は春になった、

今でも隆に気持ちは伝えていない、けど私の気持ちは少しづつだけど確実に大きくなっていくのを感じていた。

しかしその気持ちに比例するかのように隆に伝えるのが怖くなってしまう。

私は自分がこんなにも臆病者だと思わなかった。それと同時にこんなに隆の事を好きになってると思わなかった。

隆の笑う顔、優しさ、悩むときに口に手を当てる癖、私が知っている隆。そのどれもが大好きで、他の人に見せてほしくない、そうとさえ思うようになった。

わがままだなぁ私って、、

私は病室の布団にもぐってため息をついた、
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