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☆本編
・対面
厳しい受験戦争をくぐり抜け、希望の大学に入れた喜びも束の間、私は今ある問題に直面していた。
それは通学電車。
小中学校は徒歩。
高校は自転車。
なので今まで課外授業や友達と出かける以外電車に乗る機会もなく、しかも乗ってもラッシュ時じゃなかったから正直電車をなめてた。
人の多さもさる事ながら痴漢に合うわ、背の低い私は人にもみくちゃにされて呼吸をするのもやっと。
大学の近くで一人暮らししたいけど、親が許可してくれない。
途方に暮れていた私が見つけたものは、まさに天の助けとも言うべき一枚の張り紙だった。
校内の掲示板に張り出されていたそれはルームメイト募集だった。
これならっ!
一人暮らしに反対している親も説得出来るかも!
しかも、お誂え向きにも女の子。
これは応募するっきゃないっ!
連絡先の不動産会社をメモし、早速連絡する事にした。
えーと、二回生の佐々木怜さん。
学年は上だけど、そんな事問題じゃない。
携帯を取り出して緊張しつつ用件をしどろもどろで告げる。
さぁ、帰って両親の説得だ!
飛び跳ねるようにして大学を後にした。
それは通学電車。
小中学校は徒歩。
高校は自転車。
なので今まで課外授業や友達と出かける以外電車に乗る機会もなく、しかも乗ってもラッシュ時じゃなかったから正直電車をなめてた。
人の多さもさる事ながら痴漢に合うわ、背の低い私は人にもみくちゃにされて呼吸をするのもやっと。
大学の近くで一人暮らししたいけど、親が許可してくれない。
途方に暮れていた私が見つけたものは、まさに天の助けとも言うべき一枚の張り紙だった。
校内の掲示板に張り出されていたそれはルームメイト募集だった。
これならっ!
一人暮らしに反対している親も説得出来るかも!
しかも、お誂え向きにも女の子。
これは応募するっきゃないっ!
連絡先の不動産会社をメモし、早速連絡する事にした。
えーと、二回生の佐々木怜さん。
学年は上だけど、そんな事問題じゃない。
携帯を取り出して緊張しつつ用件をしどろもどろで告げる。
さぁ、帰って両親の説得だ!
飛び跳ねるようにして大学を後にした。