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一体、急に何であんな事すんの!?

てゆーか、さっきのセリフつい最近聞いたよーな……。

『酒を飲むな』との怜のセリフが頭を回る。

どこで聞いたんだっけ?





あんな事があってから、私はしばらく怜を警戒していたけど、特に不審な様子は見られなかった。

いつもと同じ変わらない怜。
あんな事をしたのが嘘のよう。

あれは何だったんだろう?

なるべく思い出さないようにしていたけど、ぼんやりしたりするとドアップの怜の顔が浮かぶ。

その度に頭を振ってそれを払っても、またいつしか頭に浮かぶの繰り返し。

もうッ!
怜があんな事するから気になって仕方ないじゃない!

まだ一緒に住み始めて間もないのに、こんな事じゃ先が思いやられる。

私はここを出ていく訳にはいかないんだから怜の事は気にしない、気にしない、と自分に言い聞かせた。

そんな私が怜には変に映ったようだった。

「倫。何か俺を避けてねー?」

いや、避けるでしょ、普通。

「怜の…気のせいだよ」

でも本音を言う訳にもいかず適当にごまかした。
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