ルームシェアリング
幼児体型で色気も何もない生真面目な倫は同居するのにうってつけだと思った。

でも、酔った倫が可愛く見えて、意外に胸もあるし、キスも上手いし…ってついつい不埒な事を考えてしまう。


とにかく!
まだ同居は始まったばかりだ。

俺が倫をこんな目で見てるなんて知れたら、即ここを出ていくだろう。

知られないように平静を装って暮らすしかない。

俺だって一時の気の迷いかもしれないんだから。

…気の迷いと思いたい。






昨夜、遅かったのもあって倫はなかなか起きてこない。

俺としては気持ちが乱されずにいるだけ気楽だった。

そう思っていたところに部屋から出てきた倫とまともに鉢合わせしてしまった。

倫の様子だと昨日の事は覚えていないようだが、どこか困惑してる。

俺は何事もなかったように倫をやり過ごして部屋に戻ったけど内心ドキドキものだった。

やべーッ!
酔ってない倫まで可愛く見える。
これってかなりマズイんじゃねーか!?

気になる女との同居なんて、自分がどこまで我慢出来るか心許ない。

こんな事になるなんて予想もしてなかった…。
< 28 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop