天気予報は暴風のち…Love!?
・ピアスとキス
携帯を拾ったあの日…。
あの日から私は自分が思い描いていた人生と全く違う方向に進んでしまったみたい…。
視聴覚室の机の中にポツンと置いてあった携帯。
開くのは躊躇われて、きっと落とし主がかけてくるだろうと思ってこっそり持つ事にした。
連絡がついて受け取りに来た人は……。
『あの』藤沢愁だった…。
彼は私を知らないだろうけど、私は知ってる。
噂だけだけど。
素行のよくない、いわゆる不良っぽい人。
彼が来た時点で携帯を預かった事を軽く後悔していた。
私には無縁の人だし、関わりになるのもごめんだったから。
携帯を返して、何の接点もなくなったと安心したのは間違いだった。
最も、それも偶然の産物だったんだろうけど、カレシの輝(てる)くんの前でさも知り合いのように言われてかなりバツが悪い思いをしたもん。
そんな私に輝くんは当然のように事情を訊ねてきた。
あの日から私は自分が思い描いていた人生と全く違う方向に進んでしまったみたい…。
視聴覚室の机の中にポツンと置いてあった携帯。
開くのは躊躇われて、きっと落とし主がかけてくるだろうと思ってこっそり持つ事にした。
連絡がついて受け取りに来た人は……。
『あの』藤沢愁だった…。
彼は私を知らないだろうけど、私は知ってる。
噂だけだけど。
素行のよくない、いわゆる不良っぽい人。
彼が来た時点で携帯を預かった事を軽く後悔していた。
私には無縁の人だし、関わりになるのもごめんだったから。
携帯を返して、何の接点もなくなったと安心したのは間違いだった。
最も、それも偶然の産物だったんだろうけど、カレシの輝(てる)くんの前でさも知り合いのように言われてかなりバツが悪い思いをしたもん。
そんな私に輝くんは当然のように事情を訊ねてきた。