天気予報は暴風のち…Love!?
しかもキスだけじゃなく、輝くんにバラされたくなければ放課後教室で待てと脅されてしまい、どうすればいいか混乱した。

やっぱり関わり合いになんてならなきゃよかった。

想像してたよりいい人だと思って油断した自分の迂濶さを恨めしく思う。

この事を輝くんが知ったら…きっと私を許さないよね…。
例え不可抗力だったとしても輝くんは許さないだろう。
彼はそういう人だから。

じゃあ、もう呼び出しに応じるしかない。

深々とため息をついて、ただただ祈るだけだった。

これ以上、藤沢愁との関わりが増えないようにと。







私以外誰もいない教室。

落ち着かないな…。

気持ちを紛らわせるために見るともなくグラウンドを見下ろしていた私は微かな人の気配を感じて振り返った。

藤沢愁…。
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