天気予報は暴風のち…Love!?
「…わりーかよ…」

小さく呟く俺に豊が爆笑した。

「お前…ホント果穂チャンが好きなんだなぁ!」

「うるせー!」

あー!
どーして豊にこんな事言われなきゃいけねーんだよ!
カッコわりー!


「そりゃ、お前、焦り過ぎだろ」

まだ、ヒーヒー笑う豊をぶん殴ってやりてー!

「たまたまそーゆー雰囲気っつーか…そんなだっただけだよ」

言い訳がましく言う俺に豊が大きくため息をついた。

「俺から見ても果穂チャンって……。そんな子をいきなり押し倒しちまったらパニクるって」

そーかもしれない…。
てか、そう思うから悩んでんじゃねーか!

「それにまだ付き合ってからも短いだろ?それが目的って思われてるかもしんねーぞ?」

豊の言葉にぐうの音も出ない。

「だから、果穂チャン来ねーんじゃん?」

とどめを刺す豊に俺は思い切りうなだれた。

確かに…果穂が可愛くて自制出来なかったのは認める。
でも、えっち目的と思われんのは心外だ。
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