天気予報は暴風のち…Love!?
「あなた達と私が知り合いみたいな事を言わないで」

あー…。
昨日、豊がバーガーショップでからかった事を言ってんのか。

「あんなのただの挨拶だろ?ムキになんなよ」

どこまでも真面目なヤツだと可笑しくなった。

「変に誤解されたくないの」

「誰に?あー、あの真面目そーなカレシに?」

皮肉った口調の俺をさらに睨む。

「その気の強さがあればカレシにちゃんと説明出来るんじゃねーの?それとも、カレシの前じゃ借りてきた子猫ちゃん状態?」

「とにかく、もう話しかけないで」

一方的に目の前でシャッターを下ろされた気分になってムカついた。

何をしたって訳でもねーのにその言われ様はないんじゃねーの?

「おい」

言うだけ言って立ち去ろうとするオンナの腕を掴んだ。

驚いたように目を見開いて俺を見上げる。

「あんま、ナメんなよ」
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