二度目の初恋
お隣さん
翌朝。
「…んー…昨日寝ちゃってたかぁ…お風呂入らなきゃ。」
ベッドからのそのそと
起き上がりシャワーを浴びた。
「あー、すっきりしたぁ…」
お風呂場から出ようとすると、
廊下からお母さんの話し声が聞こえる。
「誰かな…」
そっと耳をすませてみると、
「朝ご飯の準備してたのよー、食べて行って!!叶多くん!」
(ん?今、変な名前が…)
恐る恐るドアの隙間から覗くと
玄関から歩いてきたお母さんと叶多が見えた。
「(゚Д゚)!!」
慌ててドアを閉めようとした時、
「千智!お風呂あがったの?早く来なさい!叶多くんが来たわよ!」
お母さんがドアを開けてしまった。