二度目の初恋



黙っている私にさらに


叶多の言葉が降りかかる。



『お前ばっかと遊んでらんねぇんだよ。』



涙が溢れた。


そのまま何も言わず

家に駆け込んだ。






たかが友達だよ。

なんで?

こんなに悲しいの?

なんで

涙が溢れるんだろう。



この時初めて気づいた。



私の気持ちはとっくに


「友達」を通り越して


「好き」に変わっていたことを。




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