いじめられッ子には救済を。
「…そんなの、屁理屈です。」
その通りです。
『屁理屈だろうが何だろうが、どーでも良い。
取りあえず、こっちにおいでー。』
おいでおいでー。
「…偽善はやめてください。
みんなそうやって、表面上は僕のこと可哀想とか大丈夫?とか言ってるけど、裏ではどーせ笑って貶してるんだ。
僕なんて…死ねば良いッて思ってるんだッ!!!」
少年A……
相当いじめられッ子なんだね。
でも、
『あんね、あたしはあんたと初対面なの。
はじめましてなの。
あんたがどんな人でどんな生活送ってるかなんて興味ない。
ただ、どんだけいじめられてるか知んないけど、今ここから飛んだら、相手に抵抗も反撃も謝ってもらうことも出来ないし、大事な人にも二度と会えなくなるんだよ?
それでもいいッて言うならあたしは止めない。
勝手に飛べば良いさ。
あたしがしっかり見届けてあげるから。』