いじめられッ子には救済を。
「よかったぁぁ…」
ぐったりと力を抜いてあたしに寄りかかる凌ちゃんサン。
『こっちのセリフだよ。
全くもう……』
頭を撫でてあげると気持ち良さそうに目を閉じる。
猫みたい。
「だって、絶対に嫌われたと思った…」
『なってないですから。
安心してください。』
「うん。よかった。」
ムクッと起き上がり、触れるだけのキスを落とされる。
『でも、あたしも、
凌ちゃんサンが浮気してなくてよかった。』