いじめられッ子には救済を。
季節は夏真っ盛り。
ギンギラリンの太陽の下、
生温い風が頬を掠める。
『なんか改まって言われると変な感じ。』
ゴロンと横になる。
こっちは昼寝の途中だったのよ。
「変って…酷い……
僕も強くなったってことを…」
『人間そう簡単にゃ強くなれんぞ、少年。
実際、メンタル傷ついてンだろ?』
「そうですけど…」
『まぁ、あたしとあんたが会って、まだ1週間。
先はまだまだあるんじゃん?』
「そうですよね!!
僕、がんばりますからね!!!」
そんなシッポ振るなよ少年。
全く。
変なのになつかれたもんだ。
………ま、楽しいから良いんだけど。