いじめられッ子には救済を。
―――
『裕斗サン待たなくていいんですか??』
美味しそうなカレーを前に、食べる気満々のあたしを除く3人。
まだ、お父様、、裕斗[ヒロト]サンが帰ってきてないのに。
「いいのいいの。
冷めちゃうし。
はい!!いただきます!!」
「「いただきまーす!!」」
良いんだ…
『いただきまーす。』
一口。
「どぉ?」
『…美味いッス!!!』
「よかったァー♪」
ボソッ
「…カレーなんて誰が作っても美味くなるもんだろ。」
…凌チャンさん。
それは言っちゃいけないッて言う、暗黙のルールだろ??
「…あ゙ァ??
なんか言ったか??」
「いぇ、何も…。」
ほら。
怒られちゃった。