いじめられッ子には救済を。

『何??なんか用??』

昨日のイライラが少しずつ顔をだす。


あー、頭痛いな。



「きき、き、昨日はすみませんでした!!

あ、あの、、僕、」


きみ、声がデカイよ。

頭に響く。



…え、何泣きそうになってんの??

ここ、教室ですけど。



あたしが泣かしたみたいじゃん。



その、うるうるした目で見るのやめてくんないかな??



構ってあげたくなっちゃうじゃん。



「希美、あいつ泣きそうだけど。」


んなの見ればわかるっつーの。




はァーー……



『一緒においで。』


一時間目はサボろう。



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