いじめられッ子には救済を。
で、屋上に着きましたと。
中講義室じゃセンセーに見つかっちゃうからね。
「あ、ああ、あの、、、」
『おどおどしない。』
「だ、だって、、」
『だってって言わない。』
冷たく言い放つと、涙が目に浮かんでいく。
『……全く、なんで泣くかな。
わざとやってる??』
あたしがあんたの涙に弱いから?
「いや、、そ、んな、、ごめ、んなさい……」
小さくなる白井弟。
消えてしまいそうだ。
『てか、何にそんなにびくついてるわけ??』
「希美先輩の、こと、、怒らせ、たと、思って、、もう、僕、、嫌われ、た、から、……」
はいはい。
『誰も嫌いなんて一言も言ってないでしょ??
勝手に勘違いして怯えないでよ。』
あぁ、今のあたし怖いな。
ッて自分でも思う。
そりゃ怯えもするわ。