いじめられッ子には救済を。

「お前、どっか悪いのか??」


「や、僕はなんともないんだけど…
要にぃこそなんかあったの??」


「オレは、『あたしのお見舞いー??』



カーテンから出ると、二人がおんなじ表情でこっちを見た。


「お前、もう大丈夫なのかよ??」


「希美先輩、水どうぞ、、」


はい、どうも。



「「…………??」」


またもやおんなじ表情で顔を見合わせるこの兄弟。



「お前、なんでこいつ…??」


「お見舞いって…??」



二人で首をかしげて、たどり着く先にはあたしへの視線。



『まぁ、いろいろあってね。』


それぞれと知り合いなのよ。




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