いじめられッ子には救済を。

『まぁ、来たら相手してやるけどさ。』


「それで十分。
頼んだ。」



ニコッ て笑う白井兄。

こいつも何だかんだで美形男子に入る訳で、あたしの周りで物好き女子が キャーキャー 猿みたいに騒いでいた。


ボソッ
『こんなののどこが良いんだか…』


「…聞こえてますけど。」


『聞こえるように言いましたから。

あ、弟の相手はするけど、よくわかんねぇ一年男子は、お前がどーにかしてよ??』



あの、優等生風のかつあげ集団。



「……一年男子??」


あれ??


「なに、それ??」



まさか、ね??


「聞いてないんだけど。」



うそーーん!!


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