いじめられッ子には救済を。
「誰も居ないんだけど。」
あらほんと。
『でもさ、これから来るかもしれんし。
それに、ここって偶然通りかかる場所じゃないから、いた方がいいんじゃん??
隠れてよーよ。』
そのまま錆びれたロッカーと何に使ったのか謎なボロいソファーの隙間に隠れた。
2人で隠れるには狭いが、まぁ仕方ない。
―――
………なかなか来ないな。
「…ホントに来んのか?」
『来るはずなんだけど、、
…ひャッ、…狭いんだからあんま動かないでよ。』
くすぐったいじゃん。
あたし、足は弱いんだから。
「お前さ、、拷問のつもり??」
『何が??』
「…近いし、良いにおいするし、柔らかいし、、この体勢どうにかなんないわけ??」